日本における世界各地の高級食材・ワイン提供のパイオニア、アルカンがお届けするWEBマガジン

2012年4月26日 (木)

ルージエ 輸出部長 ギィ・ド・サンローラン氏

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今回はアルカンが取り扱っているフランス産フォアグラブランド「ルージエ」の輸出部長、ギィ・ド・サンローランさんにプロモーション活動を中心にお伺いしました。

ルージエ アンバサダー アラン・ルージエ氏 過去のインタビューはこちら

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ガゼット・アルカン(以下GA):本日はインタビューを受けてくださり有難うございます。まずはギィさんのキャリアについて教えていただけますか?

ギィ氏:私はフランス北西部に位置するル・マンで生まれ19歳まで過ごしました。その後、パリのビジネススクール、アメリカのウィンザーコートホテルでホテルビジネスを学んだ後、当時フランスには徴兵制度があったので軍隊に入り1年半の間、南アフリカに駐在していました。除隊後にドバイの食品輸入会社、フランスの「ルサフ」という製菓会社で働きながら、INSEAD(世界トップクラスのビジネススクール)でMBAを取得して、2002年よりルージエを取り扱うユラリス・ガストロミー社に勤めています。

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GA:具体的にルージエのどういったお仕事をされているのですか?

ギィ氏:現在はフランス国外への輸出部長であると同時に、フランスや国外(カナダ・中国)の生産工場の責任者でもあります。日本にはフランスで生産された商品を輸出していますが、アメリカ、メキシコ、台湾等には、カナダの生産工場から輸出しています。このような生産拠点の調整も私の仕事の一つです。

今の目標は全ての国へルージエのフォアグラを提供することです。その為に最適なインポーターを見つけることの他、セールススタッフのトレーニングや、各国顧客への商品説明、プロモーションの企画提案は私の重要な仕事です。

全ての取引国に少なくとも2年に1度は訪問しますが、重要なマーケットである日本には1年に3~4回訪問しています。

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GA:では最近の日本のマーケットについてどう思われますか?数年前から変化していると感じますか?

ギィ氏:14~15年前は日本でのフォアグラ需要は、まだ一部の高級レストランのみでしたね。しかしこの10年間でフォアグラは日本人シェフにとって身近な素材になりました。それはフランス料理のシェフに限らず日本料理のシェフも同様です。そして今日ではフォアグラは美食の代名詞と言っても過言ではありません。

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GA:ところで日本には2人の料理アドバイザーがいますが、世界中にこういったスタッフがいるのでしょうか?

アドバイザーの活動はこちら
講習会1 講習会2 九州編 関西編 広島イベント

ギィ氏:彼らは日本を拠点として香港、シンガポール、台湾などアジア圏でフォアグラの調理法、ルージエのクオリティの高さをプレゼンテーションしています。

同じようなアドバイザーはスペインに2人、ベルギーに1人、ロシアに1人、フランスに1人です。スペインは世界で2番目にフォアグラを食べる一大消費国なのです。また、フランスにいるアドバイザーはヨーロッパやニューヨークを飛び回っています。

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GA:ルージエではフランスの若いシェフを育成するためのコンクールを開催していますね。

ギィ氏:創業者のジャン・ルージエの名前を取った「トロフェ・ジャン・ルージエ」ですね。ルージエのオフィスと加工工場があり、“フォアグラの中心の街”と言われるペリゴール地方のサルラで行われます。

おっしゃる通り若い次世代のシェフ育成の為のコンクールです。ポール・ボギューズ氏やヤニック・アレノ氏等のミシュランの3つ星シェフが審査をし、優勝者はルージエの研修制度に参加できます。

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GA:また、ルージエはフランスで最も権威のある料理コンクール「ボギューズ・ドール」(ポール・ボギューズ氏によって設立されたコンクール)にも協力しているそうですね。

ギィ氏:ルージエとポール・ボギューズ氏は長い歴史があります。かつて、ルージエのジャン・ルージエ氏、ポール・ボギューズ氏、ボジョレーのジョルジュ・デュブッフ氏、高級パンメーカーのポワラーヌ氏の4名でフランス料理文化のプロモーションの為に世界各国を訪問していました。この流れで、このコンクールの主要委員として運営に携わり、フランス料理の普及、また若手シェフの育成に協力しています。

ルージエは日本でも若手の育成活動をしています。辻調理師専門学校や服部栄養専門学校は驚くべきクオリティの高さです。若手に限らず日本のフレンチシェフはフランス本国をしのぐほどのレベルの高さだと思います。もちろん、その料理を食す日本の消費者のレベルの高さは言うまでもありません。

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GA:最後に、ルージエでは伝統とともに、いつも改革に取り組んでいると伺いましたが、今何か改革していることはありますか?

ギィ氏:まず、ルージエはいつも料理をする方々のことを考えています。いかなる時も新鮮な食材を届けること、できるだけ短時間で調理できるようにすることは重要です。フォアグラのエスカロップ(非常に鮮度の高い冷凍フォアグラのスライス)は様々なサイズを取り揃えており、シェフの時間節約と料理のクオリティを上げることに役立ちます。また一般のご家庭にも扱いやすい商品です。

このように料理をする方々のための改革をいつも考えています。

GA:本日はお忙しい中、有難うございました。

2012年3月27日 (火)

フランス スパークリングレモネード ロリーナ 輸出部長 アルノー・ヴァッセ氏

今回はフランス国内でのレモネード市場でナンバーワンの「ロリーナ」 輸出部長アルノー・ヴァッセ氏にインタビューします。

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ロリーナに関する記事はこちら
ブランド アンバサダー 
アルバン・ジョフリー氏 インタビュー
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ガゼット・アルカン(以下GA):まずはヴァッセさんの経歴をご紹介頂けますか?

ヴァッセ氏:私はこれまで約20年間食品関係の仕事で、専ら販売とマーケティングを担当しています。実はこのロリーナには1ヶ月前に入ったばかりなのです。
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GA:そうでしたか。では、日本の飲料売り場をご覧になったと思いますが、印象はいかがでしたか?

ヴァッセ氏:まず最も印象深いのは、日本の飲料マーケットはとても大きいということです。いくつかの大きくて強いブランドが引っ張っているようですが、今以上にまだまだ伸びていくと思いますし、大きいブランドだけでなく、スペシャルなブランドが入って、さらに伸びる可能性があるのではないかと考えています。

GA:何か特別に興味深い日本のブランドや製品はありましたか?

ヴァッセ氏:残念ながら、私は漢字が読めないので名前は分からないのですが、グリーンティーやジャスミンティーなどのお茶の種類がとても充実していますね。また大変興味深いのはホットドリンクです。フランスでは温かいペットボトルのドリンクは無いので、実に面白いと思いました。

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GA:
日本ではロリーナはオシャレで特別感のあるドリンクですが、フランスではどのような存在感ですか?

ヴァッセ氏:やはりフランスでも特別感のあるドリンクです。フランスだけでなくヨーロッパは全体的に安価なプライベート商品が強いのですが、それに対するナショナルブランドの中ではロリーナはリーダー的存在です。

また100年以上続くブランドとして歴史、品質は他に劣ることはありません。ロリーナのレモネードは誰もが子供のころから飲んで親しんでいるドリンクです。フランス人の中では「レモネード=ロリーナ」という存在感にまでなっています。

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最近、ラベルのデザインが変わりました。デザイナーが練りに練って考えられたフランスらしい風景のデザインで、とても評判が良いですよ。

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GA:
ロリーナは世界40ヵ国で販売されています。日本ではピンクレモネードが一番人気ですが、他の国で何か特徴的なことはありますか?

ヴァッセ氏:世界的に見てもピンクレモネードが一番人気です。成功の理由は色、味、ネーミング、この3つがあって、非常に売れているのではないでしょうか。

特徴的と言えば、ロシアではオリジナルでタラゴン(エストラゴン)のレモネードがあります。ロシアではタラゴンは非常にポピュラーなフレーバーで、リクエストがありました。

基本はどこの国でも4~5フレーバーですが、その国で独特の需要があればオリジナルを作ることにためらいはありません。フランスではバイオレットロリーナがありますよ。

GA:日本だと緑茶が強いので、グリンティーロリーナ(笑)?

ヴァッセ氏:日本酒ロリーナやジンジャーロリーナは(笑)?

GA:面白いですね。

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GA:
ロリーナは100年以上変わらない味を守り続けていますが、昔ながらの製法でご苦労がありましたら教えてください。

ヴァッセ氏:まず良いところは100年も長く続いたレシピが、広く愛され信頼されていることです。これは大きな強みです。

大変さで言うと、ロリーナのレシピはとても独特で、レシピを競合メーカーも狙っているほどです。ですが実際にレシピを知っている人は現在でも1~2人しかいないので、これを次世代に伝えていくのは非常に大変なことです。

大きく変わってきている部分もあります。IFS(International Food Standard)基準に準じた品質管理システム等の導入で品質は飛躍的に向上しました。50年前は人間が自分の五感を使って判断していましたが、今はとても近代的な方法で行われる生産ラインに変わっています。

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GA:
それでは日本のお客様にメッセージをお願いします。

ヴァッセ氏:最高のクオリティ、最高の味、最高の品質で本当に素晴らしい商品を作り続けていきますので、日本でも愛し続けてもらいたいと思います。

GA:本日はありがとうございました。